お知らせ

2025.12.15開催 最新レポート解説イベント 「気候変動について今伝えたい、10の重要なメッセージ」~10 New Insights In Climate Science 2025/2026~

<10 New Insights In Climate Science:10NICSとは>
「気候変動について今伝えたい、10の重要なメッセージ」(10 New Insights in Climate Science、10NICS)は、Future EarthThe Earth LeagueWorld Climate Research Programme (世界気候研究計画)が共同で制作する統合政策報告書です。本レポートは、最新の気候変動に関する最新の研究論文から得られた 10 の重要な科学的知見と共に政策提言をまとめ、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)締約国会議(COP)にあわせて毎年発表されます。本年度の10NICS英語版は、10月30日に公開となりました。また、COP30現地では、11月10日(月)12:00 BRT にPlanetary Science Pavilionにおいて対面での公開イベントで概要を紹介しました。毎年海外メディアの注目度も高く、昨年度はForbesThe Independent、各国のYahooなど多数のメディアに取り上げられています。

<本イベントの趣旨>
本イベントはFuture Earth 国際事務局日本ハブ・長崎大学グローバルリスク研究センター主催により開催されます。COP30で発表された2025/26年政策報告書及びその内容について国内向けに幅広く紹介することを目的とします。そのためイベントでは、国内の執筆者や各専門家のご協力のもと、10のメッセージの内容や日本への示唆を分かりやすく説明します。どなたでもご参加いただけますので、是非会場にお越しください。

■日時:2025年12月15日(月)10:30-12:00
■会場:長崎大学 中部講堂(文教キャンパス) 定員(対面:400人、オンライン:500人)
■配信:zoom ウェビナー(ハイブリッド)
■zoomウェビナー申込:事前登録はこちら 
■参加:無料
■言語:日本語(一部英語:日本語字幕あり)

■プログラム(各インサイト:仮タイトル)
司会:昔宣希 長崎大学大学院 総合生産科学研究科 准教授 / Future Earth 国際事務局 日本ハブ

10:30-10:33 開催の挨拶:西田教行 長崎大学 理事(研究・戦略企画担当)
10:34-10:39 趣旨説明・10NICS概要:春日文子 長崎大学グローバルリスク研究センター 副センター長 / Future Earth 国際事務局日本ハブ 事務局長
10:40-10:45 10NICSの学術意義とGlobal Sustainability:杉原 薫 Section Editor, Global Sustainability, Cambridge University Press / 総合地球環境学研究所 名誉フェロー  客員教授
10:46-10:52 Insight 1:記録的猛暑となった2023/2024年をめぐる証拠、不確実性および諸問題
河本和明 長崎大学大学院 総合生産科学研究科 教授
10:53-10:59 Insight 2:海面水温の上昇加速と海洋熱波の激化
杉江恒二 国立研究開発法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC) 地球表層システム研究センター 海洋生態系グループ 研究員
11:00-11:06 Insight 3:全球での陸域炭素吸収源に負荷がかかっている
荘林幹太郎 総合地球環境学研究所 (RIHN) 特任教授
11:07-11:13 Insight 4:気候変動と生物多様性の損失は相互に増幅し合う
三輪幸司 公益財団法人 地球環境戦略研究機関 (IGES) 生物多様性と生態系サービス リサーチマネジャー
11:14-11:20 Insight 5:気候変動が地下水枯渇を加速させている
安元純 総合地球環境学研究所 (RIHN) 准教授 / 琉球大学農学部 助教
11:21-11:27 Insight 6:気候変動によるデング熱増加の現状と予測
ジル・シオン 東京大学大学院 新領域創成科学研究科附属 サステイナブル社会デザインセンター 特任講師 / Future Earth 国際事務局 日本ハブ
11:28-11:34 Insight 7:気候変動に関連する労働生産性と所得損失
式見雅代 長崎大学大学院 経済学研究科 教授
11:35-11:41 Insight 8:削減が困難な排出量と気候リスクに対処するには、二酸化炭素除去の安全な拡大が必要である
グレゴリー・ナオキ・ニシハラ 長崎大学 海洋未来イノベーション機構 教授
11:42-11:48 Insight 9:カーボンクレジット市場における十全性への課題と新たな対応策
トレンチャー・グレゴリー 京都大学大学院 地球環境学堂 准教授
11:49-11:55 Insight 10:排出量削減の推進においては、ポリシーミックスが単独の施策よりも優れた成果を発揮する
昔宣希 長崎大学大学院 総合生産科学研究科 准教授 / Future Earth 国際事務局 日本ハブ
11:56-12:00 閉会挨拶
リーヤ・ランビーノ 総合地球環境学研究所 特任専門職員 / Future Earth 国際事務局 日本ハブ 副事務局長
※プログラムは予定のため、当日の進行により時間が前後する場合がございます。

<10NICSレポートへのリンクは下記からご覧いただけます。>
◎最新の「気候変動について今伝えたい、10の重要なメッセージ」(10 New Insights in Climate Science: 10NICS) 2025/2026 英語版はこちら、日本語版はこちら(12月12日公開予定)
◎昨年度の「気候変動について今伝えたい、10の重要なメッセージ」(10 New Insights in Climate Science: 10NICS) 2024/2025 英語版はこちら、日本語版はこちら
◎昨年度の「気候変動について今伝えたい、10の重要なメッセージ」(10 New Insights in Climate Science: 10NICS) 2024/2025イベントの様子はこちらYoutubeはこちら

■主催:Future Earth 国際事務局日本ハブ・長崎大学グローバルリスク研究センター
■共催:公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)、総合地球環境学研究所(RIHN)、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)
■後援:一般財団法人リモート・センシング技術センター(RESTEC)、公益財団法人イオン環境財団

■お問い合わせ:長崎大学グローバルリスク研究センター(事務)cgr_jimu*ml.nagasaki-u.ac.jp (*を@に変換して下さい)