2025年8月25日、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館にて、公益財団法人イオン環境財団、Future Earth、長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)、長崎大学グローバルリスク研究センター(CGR)の主催による参加型対話会「平和と環境 ~戦後80年を経て 未来の地球のためにつなぐ~」が開催されました。
長崎被爆から80年を経て、長崎市民の核廃絶への長年の努力にもかかわらず、世界で核使用の危険は高まっています。世界の紛争後や核実験後の現状を目の当たりにした方々のお話や、沖縄・長崎からの声を聴き、様々なバックグラウンドの方と共に対話する会となりました。大学生・大学院生の参加も半数を占め、幅広い世代の一般の方々からも、自分の価値観を超えた気づきを共有できた、との感想を多く頂きました。参加者は日本人だけでなく、パキスタン・カザフスタン・韓国・キューバからの参加者も、友人や翻訳ツールによる通訳の助けを借りながら活発に意見を交わす中で、お互いの価値観を尊重することの重要性も意見に上がりました。「えんたくん」(丸形模造紙)を使ってグループでの対話をお互いに文字やイラストを描き込むことにより、アットホームな雰囲気も生まれました。
- 琉球大学 喜納学長
- 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 松尾副館長
- イオン環境財団 ザリナ氏
- 内閣府 国際平和協力本部事務局(PKO)国際平和協力研究員 梅津氏
- グループワーク発表
- 意見交換
- グラフィックレコーディング
さらに、対話会全体を通してグラフィックレコーディング(株式会社たがやす)を行い、参加者に分かりやすいまとめの一助となりました。
ご講演の先生方からの話題提供のグラフィックレコーディングは下記をご覧ください。
琉球大学 学長 喜納育江様 「未来を創るための語り ~沖縄戦の記憶~」
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館 副館長 松尾真由美様 「世界恒久平和を願って」
公益財団法人イオン環境財団 バダヴァモヴァ ザリナ様「カザフスタンの市民運動~ネバダ・セミパラチンスク~」
内閣府 国際平和協力本部事務局 研究員 梅津茜様「見過ごされる戦争汚染 ~その多様性と修復の困難さ~」
グループ対話
■主 催:
公益財団法人イオン環境財団
Future Earth
長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)
長崎大学グローバルリスク研究センター(CGR)
■協 力:
イオン九州株式会社
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館
長崎新聞掲載許可承諾済
長崎新聞22面(2025.8.26)掲載平和と環境2025