お知らせ

2025.12.20 CGR 第2回 国際シンポジウム「リスクと国際社会」を開催しました

2025年12月20日、当センターは昨年度に続き第2回目となる国際シンポジウムを「リスクと国際社会」をテーマに開催いたしました。対面での参加者は約30名、オンラインでの視聴者が約40名でした。

まず午前中に日本語で行われたセッション1は、「リスクと未来:予測不能の時代を考える」と題し、リスクの「予測と予兆」、その対処、対処のケース・スタディとしてのスイスの民間防衛などについての報告が行われました。午後の2つのセッションは海外からの専門家も招き、英語のみで行われました。セッション2「Climate Change and Risk」では、J-PEAKSとの連携により気候変動をテーマに取り上げ、地球温暖化を防ぐためのエネルギートランスフォーメーションの問題点や、企業における給与格差の問題などについて報告が行われました。最後のセッション3は「Emerging Risks and Challenges」をテーマに、新興技術がもたらすリスクを規制するための手段や、気候変動がもたらす熱中症という新たなリスクについて報告が行われました。各セッションでの報告の後には闊達な議論が行われました。局地的に発生するリスクが、地球や人類の存亡を脅かすグローバルリスクとなりうる可能性があることを念頭に、それぞれの分野でリスクと見なされる事象を、いかにグローバルリスクとして認識し、予測し、対処すべきかという課題を改めて考えさせられる内容となったのではないかと考えます。

シンポジウムの詳細とアーカイブ映像は準備が出来次第、当センターのホームページで公開する予定です。