パンデミック、気候変動、経済不安といった地球規模の課題が、人間と環境の安全保障のあり方を変容させている中、安全保障研究の分野は大きな変革の中にあります。従来は軍事的脅威に焦点を当ててきた安全保障研究ですが、現在では、グローバル化によって増幅される非対称的なリスクのより広範な領域を取り込む必要があります。気候変動は、社会的緊張、資源をめぐる紛争、避難民の増加を助長することで脅威を増幅させる要因となり、国家の安定や地域協力に脅威を与える、極めて重要な懸念事項として浮上しています。
本会議は、地球社会を効果的に守り、持続可能な安全保障を促進する革新的な理論的・政策的枠組みの構築を促進することを目的としました。物理的な脅威を超えて、アイデンティティ、恐怖、不安、社会的継続性に対処するため、従来の安全保障と人間の安全保障のアプローチを統合することが不可欠であり、関連の課題は次のセッションで議論されました。
1. 地球規模でのリスクの多様化(NUPPRI・CGRによるセッション)
2. 気候変動と人類に対する安全保障上のリスク
3. 気候変動に伴う不安定性に対処するための国際的・地域的・ローカル的なアクターの戦略
4. アフリカにおける気候と安全保障の相互関係
5. 気候変動、資源制約とガバナンスの戦略
20か国以上の報告者や討論者と、76名の参加者を迎え、本会議を通して、研究者は気候変動をはじめグローバル的なリスクの多様化や対処策、多元化する安全保障への影響について意見交換しさらなる研究アウトプットについて検討しました。
日程:2026年3月13日 15:30~25:40
言語:英語
場所:オンラインおよび総研棟11階、研究室・第3演習室
主催:NUPPRI(長崎大学プラネタリーリスク研究プラットフォーム)
共催:ザイード大学、カイロ大学、国際政治学会・第44および52研究委員会
研究報告:5セッション、24名
参加者数:76名


